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湯梨浜学園SSHプログラム 「高校2年SSH研修in屋久島」

11月18日からの3日間、高校2年SSHプログラムである「森林環境保全プロジェクトin屋久島」として世界自然遺産にも登録されている屋久島を訪問し、現地での研修を行いました。このプロジェクトは、本校が掲げる「環境保全を担う科学的人材の育成」の中核となるもので、県内の森林プロジェクトを基礎として、国内の森林保全について実践的なスキルを育成するために実施しました。

1つ目の研修では、森林の公益的機能の維持・向上に向けた取り組みについて林野庁九州森林管理局のご協力を受け、世界遺産地域と森林生態系の保護地域の概要や生態系を維持するための課題など最新の統計資料をもとに理解を深めました。

2つ目の研修では、世界自然遺産である白谷雲水峡において動植物の生態調査を行いました。屋久島がもつ地質、気候の特性と植生、野生動物の特徴を結び付けて理解を深めました。特に照葉樹林から針葉樹林に移行していく垂直分布を実際に見ることができました。またシカの個体数減における影響を目の当たりにし、いかに「生態系のバランス」が大切かを学びました。

3つ目の研修では、屋久島環境文化村センターにて屋久島の自然と文化、屋久杉をはじめとする原生林や、山や海の多様な生態系とそれらと共生してきた人々の暮らしについての歴史を学び自然と人間の共生を目指す「屋久島環境文化村構想」について考えを深めました。

このプロジェクトを通じて、参加した生徒たちは、特異な生態系と優れた自然景観について身をもって学び、環境保全の大切さに加えて、実際に行動するスキルを身に付けることができました。

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