SSH海洋環境保全プロジェクト In 西表島&石垣島
9月1日からの3日間、高校1年SSH事業である「海洋環境保全プロジェクトIn西表島&石垣島」が実施され、現地での研修を行いました。このプロジェクトは、本校が掲げる「環境保全を担う科学的人材の育成」の中核となるもので、県内の海洋、森林プロジェクトを経て、国内の海洋と森林保全について実践的なスキルを育成するために実施しました。


1日目の研修では、石垣島にある白保海岸・宮良川ヒルギ林でマングローブの生態観察を実施しました。2日目には、世界自然遺産にも登録されている西表島を訪問し、浦内川にてマングローブをはじめとした西表島の希少動物たちの生態調査を行いました。その後、西表野生動物保護センターにてイリオモテヤマネコ等を保護する取り組みについて説明を受けました。さらに海洋マイクロプラスチックフィールド調査を星立海岸にて実施しました。3日目は国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターにて、サンゴの維持・生態系向上に向けた取り組みについて環境省の方より説明を受け、活発な意見交換を行いました。


このプロジェクトを通じて、参加した生徒たちは、西表石垣国立公園に実際に身を置き、「東洋のガラパゴス」とも呼ばれる生態系を肌で感じることで多くのことを学びました。そしてそこで生活する人々が取り組む保全活動の大切さや、自分たちが今何をすべきかを深く考えることができました。

