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【新聞掲載】県を代表する進学校に

2004年10月24日(日)山陰中央新報に、本校についての記事が掲載されました。

県を代表する進学校に

県内2校目となる中高一貫教育校「湯梨浜中・高校」を計画している学校法人湯梨浜学園(仮称)が、2006年4月の開校目指して県に設置認可を申請、県私立学校審議会で承認された。05年3月末で廃校になる湯梨浜町田畑、東郷小の校舎を活用、少数精鋭の進学校を目指すという。学園理事長予定者の坂根徹代表に聞いた。
(鳥取総局・森本定和)

中高一貫校創設の動機は。なぜ、中部に開設なのか。

塾を通じて生徒たちとかかわる中で、学力低下と直面してきた。子どもだけの責任ではなく、進学に対応する選択肢が少ないからだと思う。中学・高校は子どもが一番伸びる時期。能力を可能な限り伸ばしてやりたい、という思いに駆られてきたが、塾で教えられるのはせいぜい週3、4時間。もっと長い時間かかわることができれば伸ばしてやれるのではと、10年ほど前から思い続けていた。

そんな折に東郷小閉校の話を知った。建物も新しく学校の設備も整っている。中部の私立校は1校だけなので、進学の受け皿にもなる。東郷町(現・湯梨浜町)の好意もあり好条件で借用できた。

教育目標、教育方針は。

「生徒のあらゆる向学心、進学要望に十分応え得る学校」を視点にして個性、能力に応じた指導を徹底し、クラブ活動を通じ協調性、責任感を備えた人材を育てたい。

具体的にはどんな授業を。

少人数指導で英・数・国を中心にした週6日制、1コマ50分授業で、週37時間のカリキュラム。指導要領では中学の英・数は3時間だが、週6時間を考えている。指導要領に従わねばならない公立校では無理。夏休み等には5教科の補習も行い、実力を養成する。中学2年間で3年分の履修を目指す。高校3年次には大学受験に向け徹底した演習指導を行う。

中高一貫とするのは。

高校入試がないことの精神的ゆとりが学力を伸ばす。現在、全国的に見て難関大学・学部の合格者は私立の一貫校が圧倒的優位を誇っている。1学年は中学30 人、高校40人。6年間を3期に分けた中高一貫の特別進学コースと、高校から入学する生徒対象の実力錬成コースを設け、進路を明確化したカリキュラムで現役合格を目指す。

保護者の反応はどうか。

認可申請が報道された当日から学校のパンフレット請求が来た。予定通りの開校だと、現在の小学校5年生からが対象だが、6年生の保護者から2年欠の編入学についての問い合わせもある。期待していだいているのだ、と心強く感じている。

県内には公立重視の土壌がある。中部は東・西部に比べ生徒の絶対数も少ないが。

県内私立各高が実績を残していることも知ってほしい。一部を除いて近年、県立高の大学進学実績が落ちる傾向なのに対し、今春も私立高から京大、阪大、名古屋大や医学部などの合格者が出ている。

学力伸長には自信がある。地理的にも東部と中部の中間。東部地区からの志望も期待している。厳しいスタートは覚悟の上。鳥取県を代表する進学校を目指す。

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