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【新聞掲載】面倒見第一 進学校目指す

2005年5月16日(月)読売新聞に、本校についての記事が掲載されました。

面倒見第一 進学校目指す

鳥取県に、来年春、県内2校目となる中高一貫の私立校「湯梨浜中学、高校」(湯梨浜町)が開校する。町村合併に伴う統廃合で廃校になった小学校の校舎を借り受けてのスタートだが、進学に重点を置いた学校を目指すといい、県教委も「生徒にとっては選択肢が広がることになり、期待したい」と開校を歓迎する。

運営するのは、学校法人「湯梨浜学園」(坂根徹理事長)。昨年11月に設立認可を受け、今年4月から県内で入試説明会を始める一方、校舎の整備など、開校に向けた準備が急ピッチで進められている。

県内の中高一貫校としては、私立「米子北斗中学、高校」(米子市)があるが、湯梨浜学園は「面倒見第一主義」を教育方針に掲げ、徹底した補習で、塾や予備校に通わなくて済む自己完結型の学校にする予定。

中学が1学年30人、高校は1学年40人で、全校生徒210人の少数主義。昨年10月の3町村合併に伴う小学校統廃合で廃校となった旧東郷町立東郷小を、湯梨浜町から10年間無償で借り受ける。

坂根理事長は、学習塾を経営しているが、「塾はしょせん、学校のサポート役。生徒の成績アップに直接かかわることはできないか」との葛藤(かっとう)を抱えていたという。

それが、国の規制緩和で、学校法人経営が容易になり、「ゆとり教育」の見直しや進学校の再評価という教育環境の変化も感じていたところに、<平成の大合併>に伴う統廃合で、廃校舎が使えるめどが立ち、開校が可能になった。

目標は、6割が国公立や難関私大に進学する県内トップクラスの県立鳥取西高。第一期生40人で、同レベルの成果を目指す。坂根理事長は「将来は、県外からも生徒を呼び込みたい」と夢を膨らませ、湯梨浜町も「廃校を有効利用するメリットに加え、高校のない町の活性化にもつながる」と期待を寄せている。(佐藤 洋平)

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