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【新聞掲載】発想転換個性を伸ばす

2017年8月30日(水)日本海新聞に、本校の大西 圭教諭による、学校などで新聞を教材として活用する「NIE(Newspaper in Education)」に関する記事が掲載されました。

発想転換個性を伸ばす

NIEに取り組み見えてきた課題克服のきっかけを、この全国大会でつかみたいという思いで参加した。
日本で多く用いられている減点法評価は、基準がはっきりしている反面、評価される側は、ミスを恐れ縮こまりがちになる。しかし、加点法評価では良いものは認め、加点していく。座談会に参加していたある小学生は、将棋の藤井四段の記事のみをスクラップしていたそうだ。しかしこの小学生は加点法で評価された。だからこそ彼は成長し、今では英字新聞のスクラップにもチャレンジし始めたそうだ。

新聞はこのように、多様な読み方、多様な活用が可能な個性の詰まった身近なものである。きっと彼は、スクラップをきっかけに個性あふれる多くの記事に触れ、深みのある人間に成長していくのであろう。この座談会を機に、課題克服の光が見られるように感じられた。

2日目の分科会では、多くの取り組みを見させていただいたが、そのどれに対しても、学校の現場に活かせることができると、肯定的に見ることが出来た。われわれ教員の発想の転換一つで、新聞の無限の可能性を引き出せる。

子どもたちには、自分の興味関心のあることしか知らない、そんな人間にはなって欲しくない。そのためには、まずは教員が、多くの情報の詰まった新聞を読める環境を、発想を転換し、提供し続け、そして同時に、子どもたちの個性を認め伸ばしていくことが必要である。

このたびの全国大会を通して、新聞の活用法だけでなく、教員に必要なものも教えられた。

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